こんにちは、熊本事務所のSです。
私の勤務する熊本事業所は熊本市の中心部にあります。郊外に住む私にとって通勤手段の選択は悩みどころとも言えるでしょう。以前は、電車を使って通勤していましたが、ここ数年は125㏄のスクーターで通勤しています。
あまり興味はなかったのですが、10年位前に従兄から「転勤で乗れなくなったから」という理由で格安で譲っていただき、我が家にやってきたのが今のスクーターです。いざ乗ってみると意外にも乗りやすく、ちょっとした買い物や実家への行き来だけでなく、道具一式を積み込んでキャンプや堤防釣り、九州一周、四国一周とそれなりに楽しませてもらっていたかと思います。それでもせいぜい月に1,2回乗るくらいで、しばらく乗らなくなると定番のバッテリーあがりになり、益々乗る機会が無くなってしまいました。
売却を考えていた頃、世はコロナ禍の時代になりスクーターを通勤の手段に使ってみることにしました。
雨天時の不快感や夏の暑さと冬の寒さは堪えますが、維持管理費が安く、小回りが利き、何よりも燃費がよい!
通勤経路・乗り方・運転手の体重等も関係していると思いますが、50km/Lを下回ることはありません。
125ccのバイクについては様々なメリットがあり通勤の道具としても、なかなか秀逸だと思うようになりました。
バイクを所有するうえで避けて通れないのが「メンテナンス」。毎週末には洗車ついでの目視点検を行い、2万キロごとに消耗品の点検交換を行うことにしています。
先日、8万キロになったので消耗品の点検と交換を行いました。内容的にはごく普通の内容です。
〇ブレーキパッドは前回交換から4万キロ経過なので交換。
〇リアのブレーキパッドを交換するためにリアタイヤを外す必要があるので少し早い気もしましたが、ついでに前後のタイヤ交換。
〇ドライブベルト・ウエイトローラー・スライドピースの3点セットも前回から2万キロ経過しているので交換。
〇ドライブフェイスとクラッチは事前に入手していた2万キロ走行の中古パーツと交換。6万キロの若返りになりました。
〇プラグとエンジンオイル、ギアオイル、ブレーキフルードも交換。
〇マフラーを外したついでにガスケットの交換と錆を落として耐熱塗料で部分塗装。
スクーターの整備は整備そのものよりも、そこに到達するまでがひと苦労です。
今回はマフラー、カウル、カバーを外しましたが、様々なサイズかつ数多くのボルト・ネジ・ナットを外す必要があり手間がかかります。組付けも「感」で締めてOKでもなく、部品によってはトルクレンチを使って規定トルクで締める必要があります。慣れたとはいえ4時間程の作業になりました。このメンテナンスを楽しみと思うか面倒と思うかは人それぞれではないでしょうか。
バイクショップに依頼すればプロの方々が対応してくれ、工具類を購入する必要もなく、廃油や廃棄部品のことまで考えずに済みます。間違えて壊してしまうこともありません。作業の手間暇もかかります。バイクショップの工賃は高いものではなく良心的な価格設定だと感じています。
自分で行うことのメリットは「愛着が沸く」程度のことかもしれません。
年式の割には見た目の劣化も少なく、故障もなく機関も良好ですが、125ccのスクーターで10万キロを超えるのは難しいとのこと。年式と走行距離から考えてそろそろ寿命かもしれません。
永く乗り続けるコツのひとつに「安全運転」があります。これからも安全運転で永く乗り続けたいと思います。