こんにちは、熊本事務所のTです。
先日、熊本事務所で新人向けにITインフラについての勉強会が行われました。
初めは難しそうでとっつきにくいイメージがありましたが、勉強してみると思っていたより
難しくなく、ある程度理解できたように思えます。
今回はその復習も兼ねて、ITインフラについて簡単に説明したいと思います。
そもそもインフラとは?
インフラストラクチャーの略で、下部構造のことを指します。
例えば社会インフラであれば道路や水道など、社会生活を支える基盤のことを指すので、
イメージしやすいと思います。
それをITに置き換えると、アプリケーションを動作させるための下部構造がITにおけるインフラとなります。
このITインフラはパソコンやサーバなどのハードウェアと、
OS(Windowsなど)やミドルウェア(DB製品など)のソフトウェアに分けることができます。
どちらもアプリケーションの開発には不可欠な基盤となる要素です。
実際のシステムにおけるITインフラの例は?
企業における一般的なシステム構成として、「クライアント・サーバシステム」があります。
この中でも、クライアントがWEBブラウザを使用するシステムを「Webシステム」と呼び、
これは「Web3層構造」というもので構成されます。
Web3層構造は以下の3つから成り立ちます。これらがITインフラ要素です。
・Webサーバ
APサーバからもらった動的コンテンツとともに、画像などの静的コンテンツを表示する。
・APサーバ
動的コンテンツを提供する。主にアプリケーションを実装する。
・DBサーバ
データを提供する。APサーバからの要求に従ってデータを返す。
紹介したのはごく一部ですが、上記のようなハードウェアやソフトウェアからなるITインフラがあって初めて、アプリケーションを作ることができます。
効率的に使う方法
業務運用する場合、「仮想化」すればこうしたITインフラ要素を効率的に使うことができるようになります。
例えばサーバを仮想化するとすれば、1台の物理サーバに複数の仮想サーバを作成できます。
こうしておけばどれか一つのサーバに障害が起きたとしても、すぐに他のサーバへ切り替えて
稼動させることができ、システムの可用性を保つことができるなどのメリットがあります。
仮想化については過去のASDブログでも紹介してありますので、ぜひ読んでみてください。
今回はITインフラについて簡単に説明しました。
初心者の方など、難しいイメージを少しでもなくせたら幸いです。